牛丼キライ!

週刊クロカワ

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60 腹が減りました 2003/02/06 16:01

連載100回を手中に収めるため、こうしてちまちま更新していくのであります。クオリティが下がっていくのはやむを得ませんが、そもそもクオリティなんてあったのかどうか怪しいもんでげす。昨日何かでキーボードの「z a q」は小指で打つということを知ったので、今実際にやっています。変な気分。小指弱えー!僕はタイピングがめちゃめちゃ遅い。ブラインドタッチなんて夢のまた夢だ。しかしいつまでも3本指で打ち続けていいわけはないので、ちょっとづつ小指とかも導入していくことにしたのでありますが、だから何だって言うのだ!という読者の皆さんの怒りもひしひしと感じるのでありました。駄コラム。



59 他人がスポーツをしている 2003/02/06 03:10

ちょっとどうかと思うくらいスポーツに興味がない。自分でやるのは大好きで、中学までは野球、高校では水泳をやっていた。大学では野球サークルに入っていたが、あまりにまわりと合わないのでしばらくすると行かなくなってしまったが、スポーツをやりたいとは常に思っていたし今も思っている。

で、何がダメと言って「スポーツを見る」のが僕はダメなのだ。去年のワールドカップサッカー、周囲の盛り上がりを尻目に結局一試合くらいしか見ることはなかった。バイト先で「日本代表の試合見たことない」と言って「非国民」と糾弾されたのも今となってはいい思い出だ。もっと興味がないのがプロ野球で、自分が小学校から少年野球チームに入ったりしてバリバリの野球少年だったくせに、「好きなチームは?」と訊かれても未だに答えに詰まるくらいに、野球を見ることには全く興味が持てないし、シーズンオフで試合がなくても、テレビで連日プロ野球ニュースが垂れ流されている状況が僕には殆ど理解出来ない。

大学に入って野球サークルを覗いた時に驚いたのは、皆当然のように贔屓の球団があり、メシを食いながら試合結果や選手の調子について激論を交わしていたことだ。そんなに面白いのか。ラーメン屋なんかに行ったら店主が常連の客に「今年阪神どない?」と挨拶代わりに訊くあの感じ。さっきまで一緒にバカなことを喋っていた友人たちが急に「どこどこの控えのピッチャーが」とか言い始めて、一瞬にして話題から置いて行かれるあの感じ。僕は別に野球に興味なんかなくても全然構わないと思っているのだが、それでもたまに切なくなる。

そして悪いことに僕が春から就職するのはある新聞社なのだ。今までは「野球?興味ねー」で済んでいた僕の「VSプロ野球スタンス」も変革を余儀なくされることは必至だ。野球だけじゃない。政治も経済も何もかもだ。狭い世界に閉じていた意識を、これからはありとあらゆる方向に向けて行かなくてはならない。もしかしたら僕は野球が好きになれるかもしれない。ヤンキースでの松井の活躍に胸を躍らせることが出来るようになるかもしれない。でも今の気持ちは忘れないでいたい。


スポーツを見ることになんか、露ほどの興味もない。




58 俺の頭に住む小人 2003/02/05 20:32

「妄想ポンデキアッソ」という言葉が頭の中をグルグル飛び回っている。離れない。ポンデキアッソってどういう意味だ。そういえばインドに行った時、「♪幸せならチャイ飲もやい」(幸せなら手を叩こう、の替え歌で)という歌を歩きながら頭の中で延々歌っていたことを思い出す。チャイ美味かったなー。イヤ違った。ポンデキアッソって何だ。


こういうウェブで「コラム」っぽいモノを書いている人たちの文章は判で押したように同じようなスタイルのものばかりだと思う。ちょっとひねくれた視線で世の中を見る、ユルイユルイ本当にユルイ文章。楽しく読めるが読んだところで得る物は何一つない。そして僕の文章もまさにそんな感じだ。腐ってしまえ、俺。



57 ひとりあそび 2003/02/05 02:10

イヤー出ましたねーピーズの新譜。僕は今までTHEピーズと書いていたけどもしかして間違いかも。正しくはTheピーズですね。どっちでもいいですか。


コンビニでレジを打つ時、ついやってしまうのが「あり得ない金額を入力してみる」という独り遊び。これは客が持って来た商品のバーコードをスキャンして例えばそれが147円だったとして、客が千円札や100円玉2枚とかではなく丁度147円を出した時に出来るプレイだ。「ありがとやんしたー」と涼しい顔をしながら僕はレジにもらった金額を「999,999,999円」などと入力する。画面上では当然お釣りが999,999,852円と表示されるが、別に決算上は何の問題もないので心配は要らない。そしてこんなことをして何か面白いのかというと、面白いことは全く何もない。

そんなことをして遊んでいる時、たまに「レシートをください」と言われる。僕は内心「やったぜコンチキショー」と思いながら「ハイこちらになります」と涼しい顔をして巨額の金のやり取りが記載されたレシートを客に手渡す。奴らは家に帰って家計簿を付ける時、一体どんなことを思うんだろう。考えただけでワクワクするが、もしかしてこれは客にとってはいい迷惑なのだろうか。

オドロキはいつもコンビニから。

多分そんなキャッチフレーズがどっかにあったはずだ。驚け。




56 バグってしまいましたYO 2003/02/04 01:03

さっき一つ書き終えてアップしたのですが、文章の最後の方がよく分からないことになってしまっています。心当たりはありません。が、まあいいです。

さてせっかくなので何か書こう。

僕の友達で、僕を呼ぶ時に絶対に僕の名前を呼ばない女の子がいる。「なーなー」か「自分」と言って話し掛けて来る。僕も僕で彼女の名前を呼んだことがない。同じく「なーなー」とか「自分」と言って話し掛ける。知り合ってもう4年近くなる。しかも結構よく一緒に遊ぶ。でもお互いに名前を呼んだことはない。もうこうなったら一生呼ばないままで終わりたい。彼女もきっと同じ気持ちのはずだ。


何の話だ。



55 途中結果 2003/02/04 00:48

先週の木曜日、THEピーズの公開ライブ録音に参加すべく東京までのこのこ出掛けて行ったわけですが、そのライブが終わって外を歩いていると道端にウワサの週刊少年マガジンが読み捨てられているのを発見しました。前々回くらいで「ウチのコンビニでマガジンがおっさんたちにやたらと買われて行く理由を見極めたい」と書いたこともあり、僕はそのマガジンを人目を気にしながらも拾い上げ、帰りの夜行バスで読もうと持ち去ったのでありました。(やむを得ず)

さて、その拾ったマガジンを最初から最後までしっかりと目を通した結果、僕はある重大な事実に気が付いたのであります。それは「おじさん大好き」ゴルフマンガと麻雀マンガの存在です。ちなみにゴルフマンガ『空の昴』(本島幸久)は中学生が主人公の「ゴルフ・アスリート・ストーリー」で、今は全日本ジュニア対抗戦の息詰まる決勝戦が繰り広げられているところであり、麻雀マンガ『勝負師伝説哲也〜雀聖と呼ばれた男〜』(星野泰視)は哲也という男がいろんなシチュエーションで麻雀をしまくる話らしく、今週号ではある女の子の結婚式に映画『卒業』よろしく乗り込んで「その結婚、待った!」と物言いをし、花婿が「なら麻雀で勝負だ!」という展開でした。

しかしおじさんたちがマガジンを買うのはこの2本のマンガが目当てなのだ、と結論付けるのはまだ早急であります。第一この2作品がおじさんを魅了するほど面白いのかどうかという疑問があります。まだ両方とも1回しか読んだことがないのでその判断はしばらく留保しますが、少なくとも『空の昴』は絵が致命的にヘタです。一方の『哲也』はすっきり見やすいのに妙に引き込まれる不思議な絵ですが、如何せん展開がメチャクチャなように思えました。イヤ、とりあえずはもうちょっと見守ってみることにしましょう。

ゴルフと麻雀以外はどうなっているのかと申しますと、ラブコメが2つ3つ、ギャグも3つくらい、ファンタジーだか冒険だかが2つくらい、あとは医療、GTOっぽいヤツ、サッカー、野球、ボクシング、剣道、車、水泳、バスケ、ローラースケートみたいなヤツ、といったラインナップでした。こうして書き出してみるとスポーツマンガが多いことに気付かされます。そしてもしかしたら野球とか剣道、車なんかもおじさんたちは結構好きなのではないだろうかという考えも浮かんで来ます。ラブコメなんかも仕事帰りの気楽なひと時の演出には丁度良いのかも知れません。

マガジンを全部読んでみた結果ますます分からなくなって来ましたが、今週の水曜に出るマガジンをまた読んでみて、それでもう一度考えることにします。


書いていても面白くないのでもう考えないかもしれません。



54 狂って候 2003/02/02 00:37

♪も〜い〜くつ寝〜る〜と〜
 モ〜ロ〜ヘ〜イ〜ヤ〜

「そういえばモロヘイヤって食ったことないな」とクロカワ。それを聞いたモロヘイヤ博士の怒りぶりたるや凄まじく、街路樹という街路樹からスズメが博士の怒り狂う様子に怯えて一斉に飛び立ったほど。その夥しい数のスズメによって町は一瞬にして真っ暗になったと伝えられている。



53 意味から強度へ 2003/01/31 23:13

目標がなくても人は生きて行けるか。

―生きて行ける。
しかし僕はより強度のある生活を目指して、一つ目標を掲げることにした!

この連載を3月の中旬までに100回に辿り着かせるのだ。名付けて「オメデトウ やれば出来るよ 生きてていいのさ 連載100回作戦(仮)」だ。

僕は実は春からの就職が決まっていて、その関係で3月の半ばには京都を出なければならない。それまでにこのヘナチョココラムを連載100回の大台に乗せる。意味はない。意味なんかいらない。あっちゃいけない。

今回が多分第53回とか54回くらいだったと思う。あえて綿密な逆算はしないが、恐らく1日1文のスピードでは間に合わないだろう。これからは1日2文とか3文書くくらいの覚悟とイキオイでパソコンに向かいたいと思っている。ここをどのくらいの人が読んでくれているのか全く分からんのですが、みなさんハラハラしながら見守っていて下さいNE!

行くぜ100回!



52 ていうか寒いなオイ! 2003/01/30 02:30

水曜日にクソコンビニにバイトに入ると、いつも不思議に思うことがある。

「何故マガジンがこんなに売れるのか」ということだ。

マガジンとは言うまでもなく講談社の週刊少年マガジンのことであり、集英社のジャンプ・小学館のサンデー・秋田書店(うろ覚え)のチャンピオンと並んで四大週刊少年マンガ誌と称される中の一誌である。そしてもしかしたらウチの店だけかも知れないのだが、マガジンの売れ行きが四誌の中でも群を抜いている。

イヤ、別に売れるのは構わないのだ。僕だって『はじめの一歩』と『クロマティ高校』の二作品だけは毎週立ち読みしている。だから他人のことをとやかく言う資格が自分にないことも分かっている。しかし、マガジンに関してはその購買層が僕から見ると明らかにオカシイのだ。

メインの購買層がおっさんなのである。

ウチのコンビニに来てマガジンを買って行く客の大半が30代〜40代のいわゆる「いい歳こいたおっさん」なのだ。イヤ、いいんだ。「40にもなってマガジンかYO」なんて言いたいわけではない。僕は純粋な気持ちで彼らが毎週何を目当てにマガジンを買って行くのかを知りたい。僕は先に挙げた二作品以外はパッと見ただけで「読む価値なし」と勝手に判断してちゃんと読んだことがないのだが、もしかしたら僕の知らないものすごく面白いマンガが密かに連載されているのかも知れない。それが「いい歳こいたおっさん」たちの心を捉えて離さないのかも知れない。

今週号から注意して読むことにしたい。研究結果はいずれ近いうちにこの場で発表する。




51 長ければいいってもんでもない 2003/01/28 21:22

大木兄弟周辺が最近にわかに騒がしい。

大木兄弟というのは大木温之(はるゆき)・知之(ともゆき)の双子の兄弟で、兄はるはTHEピーズというバンドのベース&ボーカル、弟トモはかつて80年代末に巻き起こったバンドブーム時代にカステラというバンドでボーカルを、そしてカステラ解散後はトモフスキーという名で音楽活動を続けている、知っている人は知っているが知らない人は全く知らない兄弟である。

兄はるが曲を作るピーズの歌は、

 ダメだ もうダメだ
 思い切り深くダメ
 始めるぜ終らすぜ
 わけわかんねーまま散るぜ (「とどめをハデにくれ」)

とか

 そらオナニーの押し売りだ
 ハマるより追い越せ 抜きまくり
 ガキは帰れ ババアはどけ
 ためるより吐き出せ 押し売りだ
 さあ濃い 本当に濃い
 ためこんだザーメンぶっかけろ (「ザーメン」)

みたいな感じのものが多い。一度波長が合うと抜けられなくなるバンドで、一部に熱狂的なファンも多かったが97年に活動を休止。はるも居酒屋や中華料理屋でバイトをするようになり、もう活動再開はないかと思われていたが、昨年夏についに復活し、今までに関東を中心に数本のライブを行い、5年間復活を待ち望んでいたファンを狂喜させた。最近の大木兄弟周辺の狂騒ぶりは、このピーズの新しいアルバムの発売がいよいよ近付いてきたからであり、また三ヶ所とは言え、本格的なワンマンライブのツアーが迫って来たからである。

片や弟トモの1人ユニット、トモフスキーは、

 眠らないわけは、眠たくないから
 食べたくないわけは、それがまずいから
 うまが合わないのは、そいつが悪いから
 病気がちなのは、病気が強いから

 僕は
 悪くない。弱くない。
 僕は このままでいい (「ワルクナイ、ヨワクナイ」)

とか

 牛乳飲んでみよう 背を伸ばしてみよう
 牛乳飲んでみよう ララララララ (「ミルク」)

みたいな歌ばかり歌っているステキな男だ。1人であらゆる楽器を演奏する宅録アーティストでもある。こちらはピーズほど熱狂的なファンはいないようだが、その独自の歌世界や自作のイラストに見られるマルチな才能は日本ポップス界の至宝であるとされている。適当。


僕は高校の頃トモフスキーから先に好きになった。たまたまタワレコで当時発売になったばかりの『EXPO』というアルバムが気に入って買ったのが最初だ。ライブにもよく行くようになり、後からカステラのアルバムも全て集めた。ここ1〜2年は「トモフスキー、何かイマイチだなー」と思っていたのだが、先頃3枚連続で発売されたアルバムが久し振りに歌詞がアホ過ぎて素晴らしかったので、最近は昔のアルバムも聴き直したりして僕の中でトモフスキー熱が再燃しているところだ。
 
ピーズに関してはトモフスキーを知った頃にその双子の兄のやっているバンドとして存在は知っていたが、既に活動を休止していたこともあってなかなか身を入れて聴く機会がなく、ようやく大学に入ってから聴くようになった。と言っても僕は先にトモフスキーを好きになったこともあり、ピーズのはるの「汚いトモフスキー」みたいな歌い声やダメ人間むき出しの歌詞に最初は全く馴染めなかった。しかしたまに思い出したように聴いているうち、特にきっかけがあったわけでもないが、ちょっと考えられないくらいにハマってしまった。これまたアルバムは全て買い揃え、それらを聴きながら「もうピーズを見ることは出来ないのか」と滂沱したものだった。それが一昨年に突然2枚のベストアルバムが発売されたあたりから「ピーズ復活説」が音楽雑誌で囁かれ始め、ついに去年、先程書いたようにピーズは本格的に活動を再開したのだった。関西では去年の10月だったと思うが、MINAMI WHEELというイベントでのライブが今のところ復活後唯一のライブで、もちろんそこに万難を排して駆け付けた僕は、生まれて初めて動くはるやギターのアビさんを見て動脈がブチ切れるほど興奮した。


そしてそのピーズの復活後に初めて発売されるCDの発売日がいよいよ来週に迫っている今、音楽誌を中心にピーズ周辺はえらい盛り上がりなのである。各誌で特集を組まれ、新作レビューでも大きく取り上げられており、ピーズがいかに根強い人気を持ち続けていたかが窺える。今のところ盛り上がっているのはピーズだけであり、トモフスキーは実はそうでもないのだが、雑誌のピーズ特集で双子の弟ということでコメントを求められたり、何より僕にとっては久し振りに素晴らしい作品が出来て来たということもあって、ピーズに負けず劣らずトモフスキーも俄然盛り上がって来ているように感じられるのだ。熱いぜ大木兄弟!



昨日のことだ。

このオトサタドットコム主催・イトウタケシ氏がKBS京都ラジオでディレクターの仕事をしていることは周知のことと思うが、彼の担当する番組になんとピーズのはるがゲストとして来ると言うではないか。それを聞いて僕は思わず「見に行っていいですか?」と頼んでしまったのだが、ディレクターブッダことイトウさんの快諾を得、厚かましくもKBSに乗り込んでしまいました。ガラス越しとは言え近くで見るはるはやはり汚いトモといった風情。全く同じ顔だ。でも何か違う。よりおっさん臭がする。ニコニコしながらダラダラ喋る。ああ何て素晴らしいのだ!KBSでアルバイトしてヨカッタ!僕は感動に打ち震えたのであります。

しかもラジオ出演が終った後、ディレクター神イトウさんの粋な計らいで、ちょっとはると言葉を交わしてしまうという恩恵に浴してしまったのだ。と言っても、このクロカワ君は今週の木曜日に東京である「ライブビート」というラジオ番組の公開録音のライブに当選したらしいですよ、と周りの人に紹介され、「じゃあ渋谷でお会いしましょう」とはるに言われた程度の会話なのだが。その程度だが僕はひどく舞い上がってしまったのだった。忘れられない日になった。


というわけで近いうちに「クロカワ、東京にはるに会いに行く」と題した僕の東京行きをレポートする予定であります。…って本当ですかイトウさん。


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