牛丼キライ!

週刊クロカワ

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50 俺にブラインドタッチが出来れば! 2003/01/26 18:30

日曜日と言えばサザエさんだ。そして今日は日曜日だ。サザエさんと言えば6:30からだ。そして今は6:27だ。もうすぐ始まる。前回の「便意を抱えながらも頑張って文章を書く男」に続き今回は「サザエさん開始の時間まで間もないのに余裕で文章を書く男」の姿をお送りしたい。

しかしまァ何ですなー。陰毛(チン毛)ってどんな所にも落ちてるという意味で神出鬼没なモノと言えるが、以前、コンタクトケースの中から出て来た時はほんとにどうしようかと思いましたよねー。

おっと始まる。



49 たまにはこんなラブソング 2003/01/25 11:28

ああッ!トイレに行きたい!

猛烈な便意を内に秘めてキーボードを叩いてみる。

どれだけ我慢して書き続けられるかな、と思ったけど特に書きたいこともないのでさっさとトイレに行くことにしよう。

アディオス・マッソー。



48 筆力の問題か 2003/01/24 00:31

時には時節を意識。これ日本人の美徳。

僕は2歳か3歳くらいから小5の終りまで大阪の団地に住んでいた。

…本題に入る前に「団地」と「マンション」の違いとは何ぞや。唐突に気になったのでここで僕の秘密兵器「岩波国語辞典 第五版」をひも解いてみることにしYOう。


「団地」
 住宅(や工場)を計画的に一か所に集めて建設した地区。
 「―族」(団地の住民)「工業―」

「マンション」
 アパート。主として中高層建築の集合住宅をさす。
 「分譲―」 →mansion(=大邸宅)


…ハハーン、ナルホドネ!

というわけで僕は小さい頃大阪の団地に住んでいた。団地には同い年の友達が何人も住んでおり、毎日遊び暮らしていたものだった。

正月。

ガキのくせに何故か「年賀状」のやり取りはキチンとしていた。しかしそこはガキなので、大抵厚紙をハガキ大に切り取って用い、正月の朝に直接友達の家のドアポストに投入するというものだった。もちろん「おもち食べすぎ注意報発令中!」というのと、魚の絵を描いて横に「めでタイ!」と書くのがガキなりの必殺ギャグ。

しかしそんな厚紙年賀状文化圏にあって1人だけ、年賀状を本物の年賀ハガキで書いてくるヤツがいた。同じ団地に住んでいるのにわざわざ郵便ポストに投函して郵便局経由で送って来るのだ。要は当たり前のことなのだが、僕はその年賀状を受け取って「なんって気取ったヤロウだ」と変に憤りを感じたことを今でもよく覚えているのだが、書いてみたら何が面白いのやらさっぱり分かりませんね。




47 抜道きどりか 2003/01/22 20:42

ああ生まれ変わったら女子高生になりたい!


話変わって僕の住んでいるアパートの前の道は、大通りからちょっと奥まったところにある一方通行の小さな道なのだが、やたらと車の行き来が激しい。ドライバーから見るとここはあからさまに抜道なのだ。それはあらゆる抜道に精通しているであろうタクシーがひっきりなしに通って行くことからも分かる。

抜道、結構なことだ。考えなしに大通りばかり通るよりは余程賢い。

しかし自分の住んでいる所が抜道に面しているとなると話が違ってくる。細い道なのにやたらと車が走っているというのはひどく危険だ。僕の主な移動手段は自転車(三日月号)であることは前回書いた通りだが、この道の走りにくさたるや京都でも一、二を争うほどなのである。マジで。

しかも腹の立つことに、ここを通る車どもがどうも「俺、抜道走ってるゼ」とやけに得意顔に見えることだ。ちょっと他人と違う道を知っているからといって何を偉そうに、という話ではないか。奴らに抜けているのは抜道沿いに住む善良な市民に対する視線である。彼らの生活を思いやる想像力である。「自分が抜道を走っている」という無意味な優越感に浸っているもんだからスピードも落とさない。歩行者に無遠慮なクラクションを浴びせかける。どちらかというと歩行者主体の道なのにだファック。

僕は4月に越して来た当初から、この抜道をトバす車ども(特にタクシー)には並々ならぬ敵意を抱いていた。ここを通る車一台一台に生卵をぶつけ歩いてやろうか、とか、いっそ抜道の入り口に「通行禁止」の立看板を立てておいてやろうか、などいけない妄想によく取り憑かれたものだ。しかし実行するとどれも僕が罰せられてしまうものばかりなので未だに行動を起こせないでいるのが現実だ。

そこで僕は、三日月号でここを走る時は、わざと車すれすれに走るという地味な抗議手段を取ることにしている。我が物顔に走る車どもに「ここはお前の通り道なのではなく、俺の生活圏なのだ」という無言の主張だ。道の端をビクビクしながら走るのではなく、あえてちょっと道の中央寄りを車など通っていないかのように普通に走るのだ。すると僕と行き違う車はさすがにちょっとスピードを緩めるなり多少脇に寄るなりする。それを見て「これでまた横暴な車からこの道の自治が守られた」と僕は思ったりするわけだが、何か書いてるうちに俺はなんて陰険なヤロウなんだと暗い気持ちになってきた。何故だ。

それにしても三日月号は僕のこんな捨て身の運転によく付き合ってくれている。ほんとに最高な自転車だ。世界一のママチャリだ。早く車が欲しい。




46 カッコイイ僕の相棒 2003/01/19 21:15

あー書くことがない。ウェブ上で日記とか雑文を毎日更新してるヤツらって何考えてんだ。金でももらってんのか。えーい金の亡者どもめ。羨ましいぜ!


書くことがないので僕の自転車のことでも書こう。

僕の自転車はその名を「ジョルノ・ジョバーナ」と言い、近所ではジョジョで通っているが、同時に四代目「三日月号」でもあり、僕はこの名で呼んでいる。ちなみに初代・二代目・三代目はそれぞれ盗難・老衰・老衰によってこの世を去った。初代を盗難によって失った時はさすがに僕も悲しみの涙に暮れたものだが、二代目三代目はまさに「乗り潰した」という感じで後腐れのない別れであった。自転車の方でも天寿を全うしたという意味で大変幸せな人生だったと言える。

現・三日月号は銀色の量産型ママチャリだが、京都一、イヤ恐らく日本一カッコイイ自転車だ。背筋をシャンと伸ばして僕が乗るのを待つその姿は、自転車というよりむしろ○○だ(良い例えが思い付きませんでした)。乗り心地も大変素晴らしく、何時間乗っていても疲れない。むしろ乗っていることを忘れてしまう。極上のソファに座って甘ったるい恋愛映画を観ているかのような、それでいて早朝のキンと冷えた空気を思わせるような厳しさも感じさせるその乗り心地は、僕の傷付いたガラスの心をいつも優しく包んでくれる。ちょっと力を入れると簡単に進路が変わる天才ハンドル。危険を察知すると即座に速度を緩めてくれる繊細ブレーキ。なめらかな動きが見る者を魅了するセクシーペダル。全てが最高。僕はこの三日月号に乗ってどこまでも行く。どこへだって行く。早く車が欲しい。




45 冷え続ける足と俺への視線 2003/01/15 23:03

僕は日頃から「俺は末端冷え性である」と周囲の人間に公言して憚らない男だ。特にこの1月2月というのは冷え性にとっては地獄のような季節であることはあまりにも有名であり、ずっと外にいたりすると、足の指先の体感温度が明らかに0度を下回っていることもままある。

今日も「イヤー冷え性冷え性」と友人たちとトークに興じていたところ、その中の1人が「前から言おうと思っててんけど、お前冷え性ちゃうんちゃうん(訳:お前は冷え性ではないのではないか)?」と言い出した。そいつが言うには、冬になると足先が冷えるのは万民共通の生理現象であり、僕が普段「末端冷え性だ」と騒いでいるのも、ただ単に寒いからちょっと足先が冷えてるだけなのではないか、というのだ。

失礼極まる。ヤツは僕の冷え具合を知らないのだ。ちょっとカチンと来た僕は、「俺の‘冷え性度’たるや大変なもので、寝る前には沸騰したお湯をつま先にかけて解凍してからでないと足が冷たくて冷たくて眠れないのである」と言ってやった。それを聞いてそいつを含めたその場にいた友人たちは「さすがクロカワは筋金入りの冷え性なのである」と納得しきりであったわけだが、さすがにそれは嘘なのであった。

驚くべきは、誰もがそれを信じたことである。




44 クレイマー、クレイマー 2003/01/10 09:26

マッソー・マッソアー・THE マッソエスト(マッソー三段活用)

注)「マッソー」は名詞です


イヤー気が付いたらクリスマスも正月もとっくに終わっているのであります。前回書いたコカコーラ自販機(独り)騒動で、「電話代も上乗せして金を返す」と言われていたのだが、ついにブツが届いた。ペラペラの封筒だ。紙しか入っていない。開封する僕の手は震えた。もちろんこう思ったからだ。

「し、紙幣!紙幣だ!ノー硬貨!オンリー紙幣!あわわわわ!」

コカコーラと言えば有無を言わさぬ超巨大企業だ。エジプトの砂漠の果ての小さな売店にすらその勢力は及んでいるまさに世界規模。宇宙基地が出来たら真っ先にコカコーラの自販機が置かれることは必至だ。そんなモンスター会社が言う「上乗せする電話代」とは!…僕の脳裏を「ほんの気持ちです」と手渡されるマンジュウの箱に仕込まれた大量の1万円札、というどこかで見たような映像がよぎる。あわわわわわ。

しかしペラペラの封筒から出て来たのは見たこともない変な紙切れが3枚。普通の紙幣大のそれには何やら数字が印刷されており「50」と書かれたのが1枚、「500」と書かれたのが2枚。同封された詫び状を読むと、これは「定額小為替証書」というもので、郵便局で換金する仕組みになっているらしい。イヤーこんなものがあるなんて初めて知りましたね。ていうか電話代たったの50円か…。意外とせこいのねコカコーラ。

ところで今回の「自販機、金飲み込み事件」ですが、苦情の電話をした時に全く「僕が嘘を言っている」という事態が想定されていないのにちょっと驚きました。「金が返って来ません」と言うと間髪入れず「申し訳ありません」で、「えーマジすかー?ちょっとよく確かめてよー」とか「えーマジすかー?ちょっとそん時のこと詳しく話してよー」みたいなことは一切言われませんでした。だもんで、僕は電話を切った後、「シマッタ。1万円入れたって言えば良かった」とほんのちょっと、本当にちょこっとだけ考えたほどでした。

クレイマーになるのは実に簡単だと知った。




43 もう来年 2003/01/01 04:06

ワナビービューティフルマッソー(みなさん明けましておめでとうございます)。

正月早々ちょっとした事件があった。大晦日なのに友達がいなくてやることがない僕は、仕方がないので1人で京大の西部講堂のカウントダウンイベントに参加して年を越した。1人だったけどとても楽しく年を越すことが出来て大満足で帰ろうとしたところ、たまたま目に入った自動販売機のジュースが急に飲みたくなり、小銭がなかったので千円札を入れたのだが、機械の野郎がうんともすんとも言いやがらない。数回叩いてさらに数回蹴りつけたのだが、やはり野郎め、スカした顔だ。「千円?知らないヨー」そう言いたげな顔なのである。

エライことになった。貧乏な僕にとって、千円は普通の人にとっての1万円の価値があると言う。新しい年を迎えてわずか数時間、僕のニューライフは早くも出口の見えないトンネルに突入してしまった。頭を抱えてしゃがみ込むと、自販機の下の部分にちゃんと故障や苦情の連絡先が書かれたシールが貼ってあるではないか。

「こんな日のこんな時間に果たして誰かいるのか?」というもっともな不安を感じながらもその電話番号にかけてみると、ちゃんと出た。「正月早々すみませんけど…」と僕が事情を説明すると、相手は「大ッ変申し訳ありません。お正月早々嫌な思いをさせてしまいまして…!」と、ほっとくともう「死にます!お詫びに死なせて頂きます!」とでも言い出し兼ねないような驚くほどの低姿勢で、僕の方が逆に恐縮してしまった。「イヤイヤこちらこそ本当にこんな夜中にすみません」と言うと向こうも負けてはいない。「イヤイヤイヤイヤ電話代も上乗せ致しましてキチンと返させて頂きますので。申し訳ありません」と来た。電話を切る頃には僕は千円が返って来るとか来ないとかではなく、僕は何やらすっかりいい気分になってしまっていた。お客様センターマジック。さすがプロだ。コカコーラ大阪営業所の清水さん。あんた漢(おとこ)だ。

今年は清水さんを目指していい漢になるよう努力したい。



42 また来年 2002/12/30 16:17

年末だ。

前回から急に「文章書き欲」が枯渇してしまった。

今年1年を締め括る回がこんなことになってしまって申し訳ない。

年が明けたらまた楽しく書けるようになっていることを祈りつつ。

みなさん良いお年を。

黒川裕生



41 駄文とは 2002/12/29 04:49

いつもは適当に書き始めて、殆ど行き当たりバッタリで完成させて、読み直したりなんて全くせずに更新しまくっているこの連載。今回はさっきから何回も書いては消し書いては消しを繰り返しております。1度はいつも通りちゃんと書き終えたのに、いざ送信、という段になってクリックし損なったか何かで全文が一瞬で消えてしまった。次にまた気分を変えて書き始めたのだが、終盤に近付くに連れ「何じゃあこりゃあ」と自分で内容のくだらなさに腹が立って来て消してしまった。さっきまでは詩でも作ってみるか、と「机」という題のポエムを書いていたのだが、はやり余りにもヒドイ代物なので消してしまった。何をそんなに行き詰っているのか。もう2時間以上もこうしてパソコンの前に座ってキーボードを叩いてそれを無に帰すということを繰り返している。無表情で。何だ俺は。電源を切って楽になろうかと何度も思ったが、「今日は何としても更新する」とさっき決意してしまった。だからこうしてダラダラ書いている。何だこれは。ところで今日は春に就職した友達が仕事納めだったらしい。「さー一晩中マリオカートでもやるかなー」と言ってた。働いて働いて手にした1週間の休みを前にヤツは妙に神々しかった。僕は毎日何もせず何も生み出さず、そのくせパソコンの前で何時間もくだらない文を書いては消している。もう4時半だ。腹が減って来た。ところで、クリスマスパーティーのことをクリパと言うのだと今年初めて知った。そういえばフリーマーケットのことはフリマと言うのだから、クリスマスパーティーはやはりクリパと言わねばならないということはもはや火を見るより明らかと言える。そこに気が付かなかった僕が未熟であった。クリパ。来年からはガンガン使っていくつもりだ。


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