ジュズツナギ

私達の住む世界に音楽は必要だ。シンプルにして大命題であります。

私はこの京都という街で１０年ぐらいメトロのブッキングをやっている訳です が、本当にメトロも私自身も音楽に生かされているなぁ、京都に生かされている なぁと思います。京都には本当に独特の磁場があります。メトロ顧問であるARTO LINDSAY氏も(と本人に無断で言ってますが)そう申しておりました。

出演者、お客さん、スタッフ、日々といろんなものを背負ったいろんな人達がい ろいろなところから集まって来て、ある瞬間フッと１つになってくる時に、場が 新しい生命力を持つ。その夜限りのライブでダイレクトな瞬間。そのとき場が息 をし、スイングし、飛躍する。音楽を体験するという事、そして踊るという行 為、それらは、とても創造的な行為で有る事を思い知らされます。

もちろんいつもそんな幸福な瞬間がある訳ではありません。京都に限った事でも ありません。今日も世界中のどこかで起きていることでしょう。ただ京都には、 自分達のシーンからいまだ何かを創出したいと願っている人達、音楽に救われ、 音楽に恩返しをと願っている人達、そんな想いを純化してくれる大らかさと青臭 さがあるように思います。

私達メトロはその祈りのパワーに付いていける様に、とだけ思っています。

これからもこの地にいろいろな感動が起こればいいなと想います