牛丼キライ!

週刊クロカワ

< 20-11




10 (笑)との闘い 2002/10/05 21:03

 イヤー前回はガッカリでしたね。結局予定範囲内。ツマンネー。

 こういうネットとかで書かれた文章(書き込み含む)を見ていてどうしても僕が引っ掛かるのは「(笑)」だ。あの、文章の末尾なんかに付けると効果的な、例のアレである。

 多分これは雑誌などで対談形式の文章を載せる際に、テキストに臨場感を持たせるため、発言者から発せられた笑いを「(笑)」と表記することから始まったものだろう。(適当)

 それが今や(笑)(笑)のオンパレードである。笑い所でもなんでもない所にも(笑)さえ付けてりゃ丸く収まり万々歳だ。読んでるこっちは「あっこの人笑ってら。オイラも笑わねーと」とたいして面白くもないのに「(笑)」という記号によって微笑ましい気分を強いられる形になる。

 笑ってるうちはまだいい。最近は「(泣)」とか「(怒)」とか、それはもう感情振り乱して掲示板世界は大変なことになっている。ていうかもう顔文字だ。(^0^)/ こんなヤツだ。チクショー誰だお前。

 しかし僕にも好きな(笑)系の記号がある。

 ―――(仮)。

 これはイイ。すごくイイ。この「まだ態度決めかねてマース感」が僕の生き様に最高にフィットしている。みんな(笑)とかクダラネー記号駆使してないでこれを使えば良いのに。

 例えばこうだ。

 「今日バイトで客にコーヒーこぼしちゃいました(仮)」

 えっこぼしたの?こぼしてないの?これはイイ。この軽く翻弄されてる感覚がタマラナイ(笑)。

 おっと。




9 平井堅が放った渾身のボケに、誰か早急に的確なツッコミを入れてやるべきだ。陰で冷笑しているうちは、それは「非」とは換算されないのである。積極的に「NO!」と発言しなければ、それは平井堅の歌う童謡にゴーサインを出したも同じなのである。誰もが今平井堅にどう接していいのか分からない。カラオケで歌ってみたりして、「なんだやっぱりただの童謡じゃねーか」と我に返ったりしている。消費の仕方が分からないのでとりあえず冷笑したりしてみる。しかしそれではダメだ。ハッキリ態度を決めなくてはダメだ。こんな時、ナンシー関がいてくれたら、日本全土を覆っている「…平井堅?」という空気を的確な言葉で喝破してくれたことだろう。しかしナンシーはもういない。僕らはナンシーのいない世界を生きなくてはならない。童謡を歌うことに生きる道を見つけてしまったかに見える平井堅を野放しにしておいてはいけない。童謡なんて安田祥子と由紀さおりに任せておけばいいのだ。人には役割というものがある。平井堅の役割は童謡ではないのは明白だ。だってあの歌い方、気持ち悪いじゃないか。 2002/10/03 17:22


 あー

 生きるの楽しいなーチクショー





8 もはや週刊でも何でもない 2002/09/24 01:41

 今、ひとつの疑問が俺を支配する。

 上の水色のタイトル部分に、ものすごく長い文章を書き込んでしまうと、どう表示されるのだろうか。

 見たところタイトルは全角で20文字が上限といったところだ。右端の日付と時間は必ず表示されるようになっているようだが、止むを得ない場合、つまりタイトルが長過ぎて入り切らない場合は、日付と時間が省略されてしまうという事態も起こり得ると考えておいた方が良いのだろうか。
 
 イヤ、それはない。…ない気がする。

 では二行もしくはそれ以上にわたって表示される、つまりタイトルが一行で収まりきらない場合は、水色部分が超法規的に巨大化するというのはどうか。
 
 …あり得る。ていうか多分そうだ。

 しかしそれは僕の美意識に著しく抵触する。
 
 ものすごく小さい字に自動的に変換されて無理矢理にでも一行で収めてしまう、みたいなよく分からないパワーが働くというのも良いかもしれない。もしくは20文字以上になると(以下略)となって全てが表示されなかったりするのはどうか。どうかってこともないが。

 楽しみは次回に取っておこう。

 むしろ次回はタイトル欄にコラムを書こう。革命だ。わはは。

 
 というわけで今回は「夕方Tシャツ一枚で外を歩いてたら肌寒くて、とうとう本当に秋になったんだなー。哀しいぜッ」みたいなことを豊かな筆力で描写しようと思ってたんだけど、どうでもよくなったのでやめます。以上。




7 自己催眠にかかろう 2002/09/22 02:33

 人は「伸び」をする。

 その際に発する言葉としては「うーん」あたりが有名であろう。たまに「グヘー」とか「ぬぁー」とか若干汚らしい感のある言葉を吐く輩もいるが、まあ伸びワードというのは大体そんな感じだ。

 僕の場合は少し変わっていて、最近まで生きているのが恥ずかしくて仕方がなかったので、よく「あー死にたい!」と言いながら伸びをする癖があった。
 もちろん本気で言っているのではなかったのだが、毎日毎日「死にたい」と言いながら伸びをする、ということを繰り返しているうちに、
「もしかして本当に心底死にたくなってしまったらどうしよう」
という強迫観念に取り憑かれてしまった。

 それからというもの、伸びをする度、「あー死に」あたりでハッと我に返り、「…たくない!」と軌道修正をするようになった。

「あー死にたくない!」

何と美しい独り言だろうか!


 で、最近は消えてしまいたい願望も薄れてきて新しい伸びワードを発するようになったのであるが、それというのが、

「死ぬ前にたった一度だけでいい。思い切り笑ってみたい」

なのである。ちょっと長い。

 これはピチカートファイヴの「陽の当たる大通り」という歌の一節で、妙に心にこびり付いて離れない言葉として長年気になってはいたのだが、ついに伸びワードとして僕の人生の表舞台に登場してしまった。

 そして僕は最近思うのだ。

 俺って今まで思い切り笑ったことあったっけ?と。

 あるのに。





6 メカラウロコ 2002 初秋 2002/09/17 00:08

 イヤー、おかしいなとは思ってたんだよね。
 
 僕は洗濯が大好きでかなりまめにやる男なのだが、どうも最近タオル類が目に見えて薄汚れてきている気がしていたのだ。
 洗えども洗えども日に日に汚くなってゆくタオル。何故だ。
 
 そしてようやく今日、その謎が解けた。

 最近僕が液体洗剤だと思って使っていたのは、実は柔軟剤だったのである。

 …と言われても正直な話イマイチよく分からんのだが、何でも柔軟剤というのは汚れを落とすためのモノではなく、洗濯物をふんわり仕上げる働きのある薬物であるとのこと。
 だから僕はここ1,2ヶ月というものずっと、洗濯をしていると見せかけて、その実ただ水洗いをしていたに過ぎないというわけらしいのだ!ガッデム(ふんわり)!

 しかも柔軟剤を使うと洗濯物は吸水性が落ちるんだそうで、言われてみればここんとこタオルで顔や体を拭く度に、
「何かべチョべチョすんなー」
とか思っていたのであった。

 洗濯、奥が深い。





5 サウナで見るテレビ 2002/09/11 22:46

 家の近所に割と大きな銭湯があるのでたまに行く。

 銭湯にはサウナがあり、サウナにはテレビがある。

 で、さっき銭湯に行ってサウナで『速報!歌の大辞テン!!』を見るとはなしに見ていたわけだが、KICK THE CAN CREW が登場した時に熱いサウナの空気が急速に凍りついていくのを感じた。

 サウナには僕以外にも当然近所のおじさん達がたくさんいたわけだが、その人達が無言で見守る中、彼らは

 もう少しガキでいさせてくれよ とか

 オレは未完成でも光ってる(ウォーオー) とか

 だけどやる時はやんだぜほんとんトコ 

などとラップするわけだ。

 僕は日本の HIP HOP に対して特に偏見のようなものは持ち合わせていないつもりだが、サウナで知らないおじさん達と見たこの KICK THE CAN CREW だけは正視出来なかった。本当に恥ずかしかった。

 茶の間で不意にドラマのラブシーンを両親と目撃してしまった時の気まずさ。

 僕が今日サウナで味わった感覚はこれに近い。


 あと、確か YELLOW GENERATION という名の女の子三人組が

「私達は歌詞を大事にしています。ヨロシク」

みたいなことを言っていた割に、作詞が自分達ではなく「おちまさと」であるということに気付いた時は、さすがに脱力した。





4 個人HPを開いてみたくない 2002/09/10 00:58

 人が個人ホームページを開こうと思う動機を知りたい。

 このオトサタなんかも多分個人ホームページの類に分類されるのだろうが、京都の音楽シーンを紹介していこうという明確な目的があり、実際中身もそれに沿ったものとなっているので個人色は薄い。

 僕が問題にしたいのは「本当に個人の情報しか掲載されていないホームページ」だ。

 自分の好きな本や映画、音楽などを紹介(名前を列挙するだけ)し、BBSを開設して全く意味をなさない書き込みで馴れ合い、挙句は「ひとりごと」などと題した管理人の日記だかなんだかよくワカラナイ雑文が日々更新されていくホームページ。

「露出狂」

それを見ていて浮かぶ言葉だ。

 自分という人間に関する情報が公開する価値のあるものだと思っているのか。自分という人間を他人に知って欲しくて仕方がないのか。

 「表現」に対する姿勢がどんどん雑になってきている気がする。個人ホームページに掲載される極めて自己洞察の浅い日記的な文章や、路上で歌われる愚にもつかない恋愛応援ソングなど、人前に晒す価値のないものが、「流通」という濾過装置を通らずに溢れかえっている。

反吐が出る。

 …と言うコンビニ店員。嗚呼無力。


 それはそうとテレビドラマ版の「北の国から」が遂に終わった。観る人それぞれに個人的な思い入れを抱かせるドラマで僕も大好きだったが、雨上がり決死隊の蛍原はこの十数年間毎晩寝る前に「北の国から」を観ていたと言う。何千回という驚異的な鑑賞回数だ。何でも今回で終わると聞いて数日の間全く眠れなかったそうだ。

 それはそれでキチガイだと思う。




3 汗って脇から出るよね! 2002/09/05 15:25
 昨日食ったガリガリ君(60円アイス)の梨味が最高に美味かった!

 こんな私的なニュースを伝えるためにこのページを更新しても良いのだろうか。えーい構うものか!駄目なら俺を切れ!ガリガリ君サイコー!イエー!

 ようやくこの「週刊クロカワ」のページの更新の仕方が分かった。タイトルは毎回入れないといけないとか、そういう些細な規則があることを前回書き込み終えてやっと理解出来た。ついに世界の仕組みを根本から把握した感じだ。みなぎる万能感!俺は今、神に近い。

 「週刊」と銘打ちながら既に週刊ペースが崩れているが、我ながらそれは素晴らしいことだと思うので無問題。

 あと、牛丼は大好きです。




2 太陽は沈まない 2002/09/02 11:40
いつまでも沈まぬ太陽
決して欠けることのない月
窓の外を流れて行く景色は
色褪せることはない

遮るものなど何もない
目の前の道を真っ直ぐに
躓いても何度倒れても
ゼロからもう一度 やり直せばいい

夕暮れの街角 群れから追われた
小鳥のように遠くを見つめる

だけど不思議に孤独は感じない
明日は必ずやって来るから

期待はいつも裏切られ続けてきた
時には怒りをその胸に熱く滾らせて

ありのままの自分信じて
目の前の壁を乗り越える
いつか地図にないその未来を
現実にするのさ 自分のために

そっと頬を風が通り過ぎる
夜は自由に心を解き放つ

側にいるだけで優しい気持ちになれる
時には素直にこの胸で強く抱きしめて

いつまでも何処までも二人
その手を離さないでいよう
変わる季節の中で変わらない
愛を信じていたい

いつまでも沈まぬ太陽
決して欠けることのない月
変わらない情熱を永遠に
この手に感じていたい 自分のために

星も見えない都会の空の下
たった一つの希望という光に導かれ

遮るものなど何もない
目の前の道を真っ直ぐに
躓いても何度倒れても
ゼロからもう一度

言葉より大切なことは
ただ自分を信じる力
声にならない叫び今こそ
明日の夢に変えて

いつまでも何処までも二人
その手を離さないでいよう
変わる季節の中で変わらない
愛を信じていたい

いつまでも沈まぬ太陽
決して欠けることのない月
変わらない情熱を永遠に
この手に感じていたい 自分のために (by THE ALFEE 高見沢俊彦)




こんな詩を書く大人にはなりたくない。




1 1回目 2002/08/26 15:13
 こういうコラムの一回目というのは自己紹介的な文章を書くものだ、という某氏からのアドバイスを受け、我が身を振り返って僕は重大なことに気付いてしまったのである。様々な事情によりこの秋で学校を辞めることになっている僕には、肩書きというものがないのだ。しかも今やってるバイトはコンビニだけなので、下手をすると僕の肩書きは「職業・コンビニ店員」ということになってしまうのである!ガッデム!コンビニ店員の書くコラム、読みたいか?僕は読みたくない。
 僕は2年半もコンビニ勤務をしていながら、常々「コンビニ店員は社会の最下層に位置するカスだ」と考えている。延々と続くレジ打ち。補充しては減り補充しては減る永遠のイタチごっこの冷蔵庫のドリンク。トラックで次々届く雑貨や食品のチェック及び陳列。好き勝手に荒らされた立ち読み後の雑誌の整理。食い散らかされた店の前の掃除。等々、そこには創造性のかけらもなく、ましてやりがいなんてものもなく、ただ機械的にコンビニマンとして仕事に従順になるしかサヴァイヴする手段はない。ものすごくバカそうな客に文句を言われてただただ「すみません」と頭を下げるしかない時、僕はやり切れなくて涙が出そうになる。今のはちょっとウソ。まあクソコンビニのことはここでこれから追々書いていくことにしよう。別にコンビニのことばっかり書く気はないけど。嗚呼ッ、と言いつつ気が付いたらコンビニのことばかり書いてる俺。これじゃ店長の思う壺だ。知らんけど。

 某氏からのアドバイスとして、このコラムがどんなものかということも書いておくように、ということも言われているのだが、それに関しては自分でもワカラナイ。一番ラクなのは多分日記だ。じゃあ日記にしようかな。日記です。

 それではみなさんゴキゲンヨウ。以後よろしく。


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