ジュズツナギ

第 33 回

「 OUT LOOP−WAY BLUES BAND 」

三田 悟志
( OUT LOOP−WAY BLUES BAND)

「OUT LOOP−WAY」一体何の事?どういう意味かと申しますと京都は山科に通っている外環状線のことです。メンバー全員が外環付近に住んでいるというだけの理由で「外環状線ブルースバンド」と命名しました。(結構外国のブルースバンドには土地名をつけるバンドがありますしね・・)

僕もご多分にもれず中学生からバンドをはじめ日本のロックにはまり、その後それらのバンドに影響を与えたストーンズを経て、そのルーツであるブルースにぶち当たると言うもろ在り来たりのパターンでブルースに出会いました。一番最初に衝撃を受けたのは迷い無くアルバートキングでした。もうあのチョ―キングに一撃で虜になりブルースギターに傾倒していくなかで僕のギタースタイルの師匠スティヴィーレイヴォ―ンに出会ってしまったわけです。

そして現在の3ピースのテキサスブルースバンドをやり始め10年の歳月が過ぎました。バンド結成当初からの目標である本場テキサスでの活動を目指す事にも着々と近づきつつ(ほんまかな?)がんばっております。結成してからの4年間は地元京都や北は東京、南は鹿児島まで国内ツアーを精力的に行っていたのですが、「何とか外国で演る方法はないか?」と思いついたのが米軍基地でのライブでした。(日本領土内であっても日本でないですからね)ツアーの途中に岩国の米軍基地に寄って飛び込みで交渉したのがうまくいき、その後基地内でのライブに成功しました。

300人からの米兵を相手にウケタ事が自信につながり活動が加速していきました。翌年には自分達の活動の拠点となるBAR OUT LOOP−WAYを開業しその年に現在の大親友であるオーストラリア人カイロンと出会い、彼のマネージメントで1999年初の海外ツアーになるオーストラリアのフォースバレイブルースフェスティバルに参加しました。野外での5千人単位のライブは初めてでしたが本当に気持ちの良い物でした。好評により翌年も2年連続の出場を果たしました。

たくさんのクラブギグも行いギャラをせしめた僕らは調子に乗ってオーストラリアから帰国したその日に関空から家に戻らず夕方の便でアメリカはテキサスに旅立ちました。あこがれのテキサスでも幸運にも地元の有名なバンドと知り合い、彼らの好意で半年後にバンドとして正式にテキサスサンアントニオで2ヶ所のライブを行えました。しかしテキサスではオーストラリアのようなギャラは獲得できず、やはり本場の壁を思い知らされることにもなりました。現在は6年連続でオーストラリアツアーを行い来年3月には第7回めのツアーも予定しています。

僕が外国でのライブでいつも思う事は、「FROM KYOTO JAPAN」と言うとほとんどの人が東京に並び京都をよく知ってくれてる事に嬉しさを感じ、つくづく大好きな京都に生まれて良かったなあと思います。これからも本場テキサスでの活動を目指しながら、この京都から世界へ向けて自分達のブルースを発信していきたいと思います。


ジュズツナギ
つぎの方は…
沼 幸広
JEY'S BAR
三田 悟志
OUT LOOP-WAY
BLUES BAND
ダンカン 林
ベーシスト・シンガー

第34回は、ダンカン林さんです。京都を代表するベーシストであり日本の著名なブルース、ジャズミュージシャンのみならず世界的プレイヤーとの共演も している京都が誇るベースプレイヤーです。


三田 悟志
OUT LOOP−WAY BLUES BANDのギ ター、ヴォーカル。ライブの無い時はスティ―ヴレイヴォ―ン等のギターブルースを こよなく愛する飲み屋BAR OUT LOOP−WAYのマスターを木屋町でやっ てます。第2第4の火曜日にはセッションデイも開催しています。是非一度ライブも 店ものぞいてみて下さい!

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