「はるさん、俺ほんとに東京来たYO!」

クロカワ ピーズに会いに行く

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慢性的に金のない僕は、東京行きも当然バス利用。しかしその日の朝、京都駅前の長距離バス乗り場に行くと、「途中雪が積もってて何時間遅れるか分からないけど、それでも良かったら乗れ」と言われる。予定ではライブの始まる1時間前くらいにバスが新宿に着いて、それからNHKのある渋谷に向かう、という結構タイトなスケジュールだったので、バスが遅れるかもしれないのでは非常に困るので、やむを得ず新幹線で行くことにする。

さてバス券を払い戻し、新幹線のチケットを買って乗り込んだのだが、僕は「荷物を持たない」ということに固執するあまり、移動中に読む本や聴くCD/MDの類も一切持って来ていないことにようやく気が付いた。膨大な空白の時間を前に途方に暮れる僕であったが、しばらくすると隣の席のおじさんが新聞を読み終えて寝に入ろうとしているのに気付き、勇気を出して「その新聞読ませて下さい」と頼んで新聞を貸して もらった。

※写真はその日経新聞を読んでいる僕。難しい顔をしているのは記事が難しいからではなく、予定外の新幹線代の出費に頭を悩ませているから。
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otosata
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