メジャーデビューを目前に控え、そののほほんとした風情からは
考えられないような忙しい日々を送っている辻村兄弟。
東京に出ての変化やデビューを前にした心境を聞いてみた。


−東京に行って変わった事って何?
辻村豪文(以下:豪):んー、曲つくるようになりましたね。
−え、何曲ぐらいできたの?
豪:向こう行ってから…7曲ぐらいすかね。3ヶ月で。新記録ですね。いままでは、2ヶ月に1曲ぐらい(笑)。 (曲づくりの)時間は減ってるんやと思うんすけど、わりとガッガッて集中してつくることが増えたような気がしますね。
−友晴君はむこうへ行ってどうですか?
辻村友晴(以下:友):なんか流されるままって感じで。 東京行くのも急に決まったし、怒涛の日々って感じでしたね。でも、だいぶ落ち着いてきました。ぼーっとするときは部屋で音楽を聞いて。
−ベーシストとしては何か変化がありました?
友:変化というか…すべてにおいて足りひん!っていうのはむちゃ感じてるんですよね。ひまな時があれば練習するようにしてます。
−東京で生活してて、曲の内容がかわったりとか、します?
豪:そういうのはないっすね。
−じゃあわりと環境の変化は影響しないんだ?
豪:でも実家におるときより、考えることは増えるというか。うーん…刺激が多いっすね。
−いろんなライブに行って刺激されたり、とか?
豪:いや、ライブとか全然行ってないっすね!仕事してます(笑) レコーディングしたりプリプロやったり、あと取材とか。

−これからつくっていく曲はどんな感じになっていきますか?
豪:いや…いい曲ができれば。それしかないんで、ぼくらは。
−6月20にメジャーデビューを控えててますけど、プレッシャーとかってある?
豪:いやーー…わかんないっすけど。ぼーっとは考えるんですけど …でもあんまり考えてないっすね。次のやつが出た反応とかは 気になりますけど。
−キセルを組んだときはデビューとか考えてた?
友:デビューっていうか!初心者やったんで(笑)ほんと、ベースをぽんっって渡されたって感じで。だから、ちょっと怖いっすもん。いま現時点で。あせりとかちょっとあったりしますけど。
豪:夢というか、レコードを出したいという気持ちはあったんで。特にキセルで、と考えていたわけじゃないですけど。それが目標じゃないけど、こえられるならこえたいって感じでしたね。
−そこがゴールじゃないですもんね。
豪:全然ゴールじゃないです。
−じゃあ、これからのキセルが目指すものは?
友:楽しい音とか、新しい音を次々見つけて、曲つくって、それが楽しければずっとやっていこう…て感じなんですけど。で、それが人にとって聞きやすいものだったらいいなって感じですね。
豪:目指すっていうか、精進あるのみっす。
−最後に、京都の人にメッセージをお願いします。
豪:ライブに来てください。
友:うーん、これからもよろしくお願いします(笑)
インタビュー=イトウタケシ(オトサタドットコム)


キセル
兄・辻村豪文と弟・友晴の宇治発兄弟ユニット。99年4月KBS京都のイベントにノーナリーブス、クラムボンらと出演したのが初ライブ。 以後、精力的にライブ活動を行い、透明感あふれる声と曲の美しさで話題になる。昨年から拠点を東京に移し日々奮闘中。 コラディスクより2枚のCDを発売し、6月20日にはアルバム「夢」でメジャーデビュー。
コラディスク http://www.colladisc.com/
オフィシャルホームページ すきまミュージック http://www.nidan-bed.com/

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