LIVE REPORT


丸太町ボンバイエ



2001.1.5(fri)
CLUB METRO




鴨 川
脱力するタイトル(昨年考えたときは盛り上がってたんだろうなー)とはうらはらに、正月早々勢いのあるバンドが集結した大満足のイベントだった。
トップの鴨川は最近ライブにCDに精力的に活動している元気なバンド。しかし18時半スタートの辛さか、いまいちの客入りで、ステージ前の空間に苦戦。
女性ボーカリストが個性的だったのが2番手のFAB GEAR。

次に登場LADA NIVAは、この日の掘り出し物。頭のスローな2曲でぐぐっとつかまれた。Vo&G、G、Parの3人編成。20代前半から19歳という若さながら、すでに雰囲気は充分。心得たギターとパーカッション気持ちよくボーカルも男前な声。ルックスも〇で、”これって売れるんちゃうん?”今後楽しみ。



そして絶好調だったのが Hawaii1200。いつもながらの超正確な演奏プラス、いつもより生音大きめなミックスがうまくマッチ。音がダイナミックになってぐいぐい迫る。フカミマドカ氏いわく「きょうの勝者の一人」。


ソロアルバム「OK MUSICS」発売。OKミュージックボールが参加したオムニバスCD「So Far Songs」のヒット、と最近大いに注目とリスペクトを集める”なーちゃん”永江孝志。ママスタ川口兄弟を含む5人編成のバンドが美しいコーラスや、笛やベルの小道具を効果的に使って、多重録音で生まれた「OK MUSICS」を現実世界に再現する。なーちゃんは小さい体(他のメンバーは背が高いので、より小さく見えた)をいっぱいのばし熱唱。1曲1曲が濃厚なうたの世界を持っており、演奏で終わる度に夢からさめたような気になる。


Hawaii1200

永江孝志

Limited Express(has gone?)

Limited Express(has gone?)は初見だが、噂を聞き楽しみにしていた。結果はばっちり。エキセントリックなボーカルと絡み合いながら、さまざまに展開していく曲にワクワクさせられどおし。何よりVo&Bユカリちゃんののステージ姿が見ていて気持ちいい。音楽を楽しんでるーって感じが動きから伝わってくる。野外フェスのようなでっかいステージで見たいバンド。

ドリルマン

終わりも近づく23時台半ばにドリルマン登場。あったかい声援に彼らがいかに京都の音楽ファンに愛されているかを実感。機材トラブルも、うまく味方につけて会場を盛り上げる。演奏終盤、「あー、カウントダウンするの忘れてた!」と、すでに誰も忘れてしまったイベント趣旨に気付くユルさも、さすが…。
トリはドラヒップ。いつもながらのドラヒップちゃんワールド。だが、いつもながらがこれというのはすごいなぁと、ある意味プロフェッショナルを感じさせられる。今回はひさびさに相撲の曲が聞けたのがうれしかったLimitedExpressの飯田君が相撲取りと化したしじょうにふっとばされていた。新曲どんどん曲を作ってくれるよう希望。


という内容で終了したのが午前1時前。しかし、どのバンドも個性が強く飽きることなく最後まで楽しめた。お正月、メトロからの福袋のようにお腹いっぱいのお得なイベントになった。今年の京都の音楽シーンもオモシロくなりそう。
メトロにも期待してます!

(オトサタドットコム イトウ)

ドラヒップ

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