京都の1枚 京都な1枚



飯田仁一郎
(Limited Express(has gone?))

・「京都の1枚」・・・・



【SILICOM】

今年も山ほどのCDに囲まれ、たくさんの興奮と感動を与えてもらったのですが、特に東京の54-71、福岡のfolk enough、そしてこの京都の『SILICOM』を聴いた時の衝撃が、最近では私にとってピカ1でした。

 『SILICOM』とはDJケンセイ氏のレーベル、PROGRESSIVE FOrMからCDとDVDとVHSとアナログを出している京都在住のAOKI氏とTAKAGI氏のユニットで、とにかくその方面では、国内外問わず、たくさんのリスペクトを受けております。

音のほうは、AOKI氏が作っており、緊張感の高いビートやら、彼独特の細かくてファンキーなビートが少しずつ体に浸透し、深い深い無機質な音が生命をいっぱい含んでスピーカーから飛び出す。それに映像担当の木氏がVJを完全にシンクロさすもんだから、もう緊張感は限界に達し、アドレナリンが出てくるのが止まらない。とにかくむちゃくちゃかっこいいのです。CD屋さん風に言うと、必聴!!激渋!!マスト!!

年齢も両名、僕と同じくらいで、ぎらぎらとしたパワーが伝わり、実験的で冒険的で、でもって凄い革新的(上記した54-71とfolk enoughも同じく)で、僕にとっては今一番精神的に刺激を受けるものとして欠かすことの出来ないアーティストとなっております。やはり同じ世代で頑張っているアーティストには、捕らえようのない熱い気持ちが沸いてくるのが素直な気持ちでしょうか。

なぜ『京都の一枚』なのかと言うと、正直に言うと僕が今一番共演したいアーティストだからなのです(笑)。

・ 「京都な1枚」・・・・



渋さ知らズ【渋さ道】

今僕にとってこの京都らしさをあらわす一枚を選んでくれと言う依頼はむちゃくちゃ酷でした!!

なぜなら今年の夏8月8日の京大西部講堂前で行われた『渋さ知らズ』のライブが、あまりにも強烈で、まさにトラウマのようになり、あの日以来自分の中で何かがはじけてしまったのです。100%僕が京都に移ってきて最大の衝撃だったことは間違いないです。あの場所が良かったのでしょうか?あの雨が降ったりやんだりのもやもやした感じが良かったのでしょうか?『渋さ知らズ』という総勢50人以上のつわものたちは、僕達を感じたことの無い匂いのする世界につれて行き、音楽の確固たる姿をたたきつけ去って行ったのでした。関西では、何年ぶりのライブだったか忘れましたが、2001年8月8日京大西部講堂前テントの上の空気が一つになってぐるぐるぐるぐる回っていたことだけは確かです。

このCDをタイムボムで見つけた時は、まだ『渋さ知らズ』のことは名前しか知らず、お決まりのタイムボムのコメントに惹かれて買ってしまったという日常の出来事なのですが、まさかそのCDが自分にとって欠かすことのでき無いものになるなんて、まったく予想しなかったのです。一聴してもやっぱり凄いな〜って感じるし文句のつけようのない完成度です。ですが、あのライブの馬鹿っぽさや泥臭さがこのCDには欠けてるのです。のでもう一枚の『Detaramen』と是非セットで聴いてください。そうするともう一瞬で渋さワールド!!踊れる!!笑える!!歌える!!楽しめる!!まさに音楽の音楽たるべき姿!!

うわさによるとまた京都であの世界を体験できるみたいです!!見たく無いような、見たいようなそんな感じですが、やっぱり当日は、そこら辺で踊っているはずでしょう(笑)。



飯田仁一郎
1978年10月10日、兵庫県で生まれ、京都立命館大学卒業。大学のサークルにて今のメンバーと知り合いLimited Express (has gone?)を結成。最近は54-71やBOAT、ニューロティカやMOST(山本精一+PHEW)などのアーティストと共演し、多大なインパクトを与え続けている。また『食いしん坊バンザイ』というイベントの実質的企画者で、全国から凄腕アーティストを呼び毎回好評を得ている。大学卒業後は、京都西院のTSUTAYAでCD販売員をしており、売れないにもかかわらずアンダーグランドのCDをたくさん入荷、社員の目を気にしながらコーナーを充実させようとたくらんでいる生活をおくっている。

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